「アルロックキャリー」は、建設・土木・内装工事などの現場で広く使われているアルミ製の6輪平台車です。鋼材や石膏ボード・LGS(軽量鉄骨)・ダクトなど重量物の場内搬送に使われており、仮設資材のレンタル会社から借りることができます。このページでは、アルロックキャリーの基本的な特徴・スペック・使い方と、従来のパイプ台車との違いを詳しく解説します。

1. アルロックキャリーの基本スペック

アルロックキャリーはメーカー各社から販売・レンタルされており、代表的なスペックは以下のとおりです。

荷台サイズ約775mm × 1,230mm(製品によって異なる)
自重約25〜27kg
最大積載質量1,000kg(1t仕様)/1,500kg(1.5t仕様もあり)
荷台材質アルミ合金
車輪数6輪(4隅:ストッパー付き自在キャスター、中央:方向規制キャスター)
車輪径φ150mm(ナイロンホイル・ウレタン車)
スタッキング可能(推奨5段まで)
コーナーソケット単管(φ48.6)差し込み対応
💡 「アルロックキャリー」という名称について

「アルロックキャリー」はマキ工業株式会社の登録商標ですが、現場ではアルミ製の同型台車全般を指す呼び名として広く使われています。日本セイフティー・キョーワ・アクトワンヤマイチなど多くの仮設資材レンタル会社が取り扱っています。

2. アルロックキャリーの主な特徴

軽量・初動が軽い

荷台がアルミ合金製のため、同等の鋼製台車と比べて自重が約50%軽量。1tの荷物を積んでも動かし始めが軽く、作業者の負担を大幅に軽減します。

🔄
6輪で縦横自在に移動

中央の方向規制キャスターにより、縦方向・横方向どちらへもスムーズに移動できます。狭い通路や方向転換が多い現場内搬送に最適です。

🔒
ストッパー付きキャスター

4隅のキャスターにはストッパーが付いており、荷卸し中や傾斜面での台車固定が簡単にできます。エッグペダル仕様なら全方向からの操作も可能です。

🔩
単管が差し込める

4隅のコーナーソケットにφ48.6の単管を差し込むことで、荷崩れ防止の仕切りや手押しハンドルとして活用できます。長尺物の搬送にも対応しやすくなります。

📦
スタッキング可能

使わないときは台車同士を重ねて保管できます(推奨5段)。現場の保管スペースを有効活用できます。

🗃️
オプションで箱台車にも

「アルハボ」などのオプション品と組み合わせることで、箱台車(ボックスカート)としても使用できます。工具や部材の収納・搬送に便利です。

3. アルロックキャリー vs パイプ台車:違いを比較

建設現場での搬送台車として、アルロックキャリーと従来の「パイプ台車」をよく比較されます。どちらを選ぶべきか、主要な項目で比較しました。

比較項目 アルロックキャリー パイプ台車(鋼製)
自重 約25〜27kg(軽量) 約50〜60kg程度
初動の軽さ 軽い(ウレタン車輪) やや重い
車輪数・移動方向 6輪・縦横自在 4輪・方向制限あり
最大積載 1,000kg〜1,500kg 1,200kg程度のものもあり
錆・腐食 アルミ製・錆びにくい 鋼製・錆びやすい
単管の差し込み 対応(コーナーソケット) 製品によって異なる
スタッキング 可能(5段推奨) 製品による
レンタル料金 やや高め 比較的安価

コストを抑えたい短期の搬送作業にはパイプ台車が選ばれることもありますが、搬送量が多い現場・移動方向が複雑な場内搬送・長期使用にはアルロックキャリーの使い勝手の良さが際立ちます。

4. どんな現場で使われるか

アルロックキャリーが特に活躍するのは、次のような場面です。

5. レンタルで使う際の注意点

アルロックキャリーをレンタルする際には、以下の点を確認しておくとスムーズです。

💡 レンタル費用の目安

アルロックキャリー(1t仕様)の基本レンタル料は10日間で4,000円〜5,000円程度が目安です(業者・地域により異なります)。搬送距離や台数によって輸送費が別途かかる場合があります。複数社に見積もりを取ることをお勧めします。

6. まとめ

アルロックキャリーは、建設・内装・設備工事の現場で重量物を効率よく搬送するための定番アルミ台車です。パイプ台車と比べて自重が約半分と軽く、縦横自在に移動できる6輪設計、単管が差し込めるコーナーソケット、スタッキングによるコンパクト保管など、現場での使いやすさを追求した設計になっています。

購入よりもレンタルで必要な期間だけ使う方がコスト効率が良く、仮設資材のレンタル会社から手配できます。地域の業者を探すなら、レンサクの検索機能をご活用ください。